1週間分のお薬カレンダーを壁に掛けると、詰め替えは年に52回あります。2週間分にすれば26回。半分です。
半分になるのは回数のほうだけで、代わりに壁を縦へ22.5cm差し出すことになります。週数を決める前に、掛ける壁の縦を測ってください。順番が逆だと、届いた日にもう一度悩むことになる。
結論
診察券や保険証、お薬手帳も薬の隣に置きたいなら、その置き場が付いているのは1週間型です。同じメーカーの1週間型へ 楽天で見る
この記事の判断は、各商品ページとメーカー公式サイトの記載と、購入者レビューの読み込みをもとにしています。
壁に掛ける形が自分に合うのかどうか、そこがまだ宙に浮いている人は、週数の話はその次で間に合います。落ちている場面から道具を選ぶ場面別の記事に一度戻ってください。
縦に22.5cm伸ばして、下の1枚を落とす
東武商品サービスの週間投薬カレンダーと2週間投薬カレンダーは、どちらも1日4回用の壁掛けです。
- 1週間型:44×62.5cm、ポケット約9×5cm、下部ポケット約21.75×6.5cm、270g
- 2週間型:44×85cm、ポケット約9×5cm、312g
横幅は44cmのまま動きません。縦だけが62.5cmから85cmへ、22.5cm伸びます。ポケット1つは約9×5cmで両方とも同じで、増えるのは数のほうだけ。28個が56個になります。
ここは素直に評価しています。日数を倍にするときに指の入る幅を削ってくる作り方もあり得たわけで、東武はそれをやっていない。壁の縦を22.5cm渡す代わりに、手の側の使い勝手は1週間型のまま持ってこられます。
約9×5cmが指にどう感じられるかは、1週間型のレビュー(34件・平均4.53)が少し教えてくれます。深さに触れた声が2件あって、どちらも写真から想像したより浅くなかった、という向きでした。「やや浅めかと思ったポケットもぴったりで良かったそうです」。この寸法が2週間型でも同じなので、感想もそのまま持ち越せます。
下部の小物ポケット(約21.75×6.5cm)のほうは、メーカーが1週間型にだけ書いています。診察券・健康保険証・お薬手帳を入れられる、という案内が付くのも1週間型です。
(同じ会社の、品番が1つ隣の2枚です)
診察券とお薬手帳も薬の隣に置きたいなら、2週間型は外してください。 詰め替えの回数より、探しものが減るほうが先に効きます。診察券は月に1回しか使わなくても、使う日は玄関を出る直前に要る。私は薬と同じ壁に貼っておくほうを取ります。
同じ「期間を伸ばす」で、3社が動かす場所が違う
| 商品(メーカー) | 期間 | ポケット | 1ポケットの大きさ | 外寸 |
|---|---|---|---|---|
| 週間投薬カレンダー(東武商品サービス) | 1週間 | 1日4回×7日+下部ポケット1 | 約9×5cm | 44×62.5cm |
| 2週間投薬カレンダー(東武商品サービス) | 2週間 | 1日4回×14日 | 約9×5cm | 44×85cm |
| 看護師推奨 Mサイズ(QUOKKA) | カード入替で1週間/2週間/1ヶ月 | 28(固定) | 5cm×8cm | ― |
| ワイドタイプ(QUOKKA) | カード入替 | 28(固定) | 6cm×10cm | ― |
| ずっと使えるお薬カレンダー(ブランドオブクイーン) | 1ヶ月 | 33 | 幅約6cm | 約44×44cm・厚さ3mm |
期間を伸ばすときに動かす場所が、3社できれいに割れました。東武は縦に伸ばして下部ポケットを落とす。QUOKKAはポケットを28で固定して、日付カードのほうを入れ替える。ブランドオブクイーンは縦に伸ばさず、横へ広げて33ポケットを1枚に収める。
同じ「1ヶ月ぶん」でも、要求される壁は縦にも横にも化けます。だから最初に決めるのは週数ではなく、掛けられる面の縦と横です。そこが決まっていれば、この表の半分は自分で消えます。
1ヶ月型は、名前より先にポケットの数を割る
ブランドオブクイーンの33ポケットの1枚は、ホワイトが約横44cm×高さ44cm×厚さ3mm、ダークブルーとダークブラウンが高さ45cm。1ポケットの幅は約6cm。1ヶ月分を横へ広げる形なので、縦は東武の2週間型(85cm)より40cmほど低い。鴨居の下のように縦が取れない場所なら、こちらが掛かります 楽天で見る
ただしポケットは33です。1日4回×14日で56ポケットの東武2週間型とは、数え方が違う。33を1日2回で割れば16日、4回で割れば8日。この「1ヶ月」は、1日1回の人の1ヶ月です。
私は名前の数字で選びません。ポケットの数を1日の回数で割った答えのほうを見ます。朝夕2回の薬がある家なら、1ヶ月型を掛けても詰め替えの間隔は2週間型と大差なくなる。それでもこちらを選ぶ理由があるとすれば、縦の壁が45cmしか空いていない、その1点です。
26回になっても、埋めるポケットの総数は変わらない
2週間型にすれば詰め替えは年26回。ここまでは日数の割り算です。ただし1回あたりの作業は倍になります。28ポケットを埋めていたのが56ポケット。年52回×28ポケットと、年26回×56ポケット。掛けた総数はどちらも1,456で、同じです。
減るのは回数だけで、手を動かす総量は動きません。
だから2週間型が向くのは、詰め替えという行事の回数そのものを減らしたい人です。テーブルに薬を全部出して仕分ける、あの時間が月4回になるか2回になるか。1回の作業が長引くほうがこたえる人は、1週間型のままでいい。分かれ目は詰め替えを誰がやるかで、自分の手でやるなら回数、離れて暮らす家族が月に何度か来て詰めるなら1回で埋まる日数のほうが効きます。
私が差額に価値を認めるのは、あの行事が年52回から26回になる、その1点に対してだけです。1,456という総数を軽くする道具として2週間型を見ているなら、その期待は外れます。
1週間型を2枚買って横に並べれば、2週間型と同じことになりませんか。
なります。要る壁の形だけが変わります。東武の1週間型は44×62.5cmなので、2枚を横に並べると88cm。2週間型は1枚で44×85cmなので、要るのは縦です。横に88cm空いている壁と、縦に85cm空いている壁は、家の中だと別の場所であることが多い。
2枚に分けておく利点はありますか。
1枚ずつ詰められることです。今週分を掛けたまま、来週分だけ先に埋めておける。詰め替えを1回で終わらせたい人には向きませんが、10分ずつ2回に割りたい人にはこちらです。横に空きがあるなら、2枚並べを変則あつかいする必要はありません。
1日4回の薬なら、QUOKKAの上位モデルは買わなくていい
QUOKKAだけは、期間で商品を分けていません。Mサイズの商品ページには「【point2】指が入りやすい28ポケット!5cmX8cmのポケットは指が入りやすく出し入れしやすい設計です」とあって、その下に「【point4】使い方自由自在!薬を飲む回数によってカードを入れ替えて1週間、2週間、1ヶ月の管理ができます」。ポケットは28で固定したまま、日付のカードを差し替える。1日4回なら7日分、1日1回なら28日分という数え方です。
この作りがいちばん賢いと、途中まで思っていました。買ったあとで期間を変えられるので。引っかかったのは上位モデルのワイドタイプで、ポケットは同じ28、1つが6cm×10cmに大きくなっている。大きくしているのはポケットのほうで、日数は据え置きです。
1日4回の薬を2週間ぶん掛けたい人に、この上位モデルは買わなくていい。 要るのは56ポケットで、28のままでは届きません。上位モデルの差額が効くのは、1日1回や2回で、ポケットに入る薬の量のほうに困っている人です。
期間を後から決められること。ここに私は差額を払いません。1日何回分を何日ぶん掛けるかがもう決まっているなら、その期間の専用品を買ったほうが早い。自由度は、迷っている間だけ値段の付く機能です。
上に並べた寸法は2026年の8月13日で止めています。レビューの件数と平均はその2日あとの数字。売り場の側は止まりません。注文する画面に出ている仕様と数字のほうが新しいので、壁を測ったあとにもう一度見てください。
詰め替えを半分にする買い物は、壁を縦に22.5cm差し出す買い物でもあります。
週数が決まったら、次に来るのは定期薬以外の置き場です。東武が2週間へ伸ばすときに手放したのは、診察券とお薬手帳の置き場でした。頓服や軟膏をどこへ入れるかで、壁掛けはもう一度割れます。頓服の置き場で壁掛け4商品を比べた記事に続きます。


